遺産相続の代行手続きはどこに相談すべきか。特徴ごとに比較します

身内で不幸があったんじゃが、どの専門家に相談したらいいのか見当もつかないわい

今回は、遺産相続の代行手続きはどこに相談すべきかを解説するよ

遺産相続の代行手続きはどこに相談すべきか

相続関係の相談をする先は、主に以下の３つがあります。

・弁護士
・税理士
・司法書士

それぞれの専門家で得意分野やできることが違います。

選び方としては、自分たちが相続でどのようなことに困っているかで選ぶとよいでしょう。

弁護士へは、主に相続人間でトラブルになっている場合に選びましょう。

具体的には以下のようなケースです。

・遺産分割の割合で揉めている
・財産の取り合いが起きている
・不動産の分け方が決まらない
・遺留分を侵害されている
・愛人や知らない相続人がいた

もしも相続人間でトラブルになって、遺産分割調停や審判などに発展した場合に、依頼できる先は弁護士しかありません。

自ら主張し続けることもできますが、専門家のアドバイスを受けた方が効果的です。

トラブルが起こったときや、その可能性が高いときは弁護士に相談しましょう。

税理士にできることは、主に以下の３つです。

・相続税の申告
・相続財産の評価
・準確定申告の申告

相続の際に問題になるのが相続税ですが、税金に関する具体的な相談や実際の相続税の申告は税理士にしかできません。

司法書士にできることは、以下のようなことです。

・戸籍の収集、相続関係図の作成
・銀行、証券などの承継手続き
・遺言執行
・遺言書の検認
・相続放棄手続き
・抵当権の抹消

司法書士はトラブル対応や相続税手続きはできませんが、幅広く遺産相続手続きを行うことができます。

相続人を確定させるために、場合によっては全国から戸籍謄本を集める必要がありますが、それを代行することができます。

また不動産の相続登記も、専門分野である司法書士に相談するといいでしょう。

ちなみに相続登記は弁護士でも行うことはできますが、司法書士の方が比較的低額で手続きをしてくれますので、トラブルがない場合は司法書士に任せるとよいでしょう。

それぞれ特徴があるんじゃのう

どこが自分に合っているかを比較して選ぶといいよ