なぜ相続税対策でアパートを建てるのか

相続税対策

近所のじいさんが相続税対策とか言って、アパートを建て始めたんじゃが、一体なんのことじゃ。ボケたのかのう。

確かにアパートを建てることは、相続税を減らす効果がある

むむむ。なぜじゃ。教えておくれ。

なぜ相続税対策でアパートを建てるのか

・土地建物は現金に比べて評価額が低い
小規模宅地等の特例が使える
・金融機関からの借入でマイナス財産を増やせる

なんのことだかサッパリじゃ。わかりやすく説明しておくれ。

そもそも相続税はどうやって計算するか覚えているかい?

今朝のごはんも覚えていないんじゃから、覚えているわけないわい。

なぜドヤ顔なんだ、、、

相続税の計算の考えかた

ステップ1.プラス財産の評価額を合計する
ステップ2.マイナスできるものを引く
ステップ3.基礎控除額を引く

プラス財産からマイナス財産をひいて、最後に相続人数に応じた基礎控除額を引くんじゃったな。

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そう。他にも細かい決まりはあるけど、イメージはこんな感じ。アパート建築は、ステップ1とステップ2に関係するんだ。

プラス財産を減らす

土地や建物は現金に比べて評価額が低いから、それを利用するんだ

もっとわかりやすく優しく教えておくれ。

土地の評価

まずはこの表を見てごらん。

 現金土地(更地)土地(アパート建築)
評価100%80%約58%~約72%
金額1億円8,000万円5,800万円~7,200万円

つまり、現金を土地に変えれば評価が下がって、そこにアパートを建てれば、さらに土地の評価も下がるってわけか。

そうなんだ。アパートを建てて他人に貸せば、自由度は下がるよね。だから評価も下がるんだ。

さらに小規模宅地等の特例という制度があるから、さらに最大50%減らすことができます。

自宅の土地評価を下げるときに使えるものじゃな。アパートにも使えるのか。

建物の評価

建物が完成したときの評価は、だいたい建築費の6~7割くらいになります。

なるほど。1億円かけて建てても、建物は1億円の評価になるわけじゃないんじゃな。

借金してマイナス財産を増やす

銀行から借金をしてアパートを建てれば、マイナス財産が増えます

なるほど。マイナス財産が増えれば、相続税を安くする効果はあるのう。

その通り。ただしアパート経営は大きなリスクがあるから、慎重にね!

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